

ベスト4進出まで、あと1勝。
“戦略的後攻”を選択した我らがチームは、この日も異様な一体感を見せつけた。
■初回から激突——キャプテンの一打で逆転
1回表、相手打線がいきなり先制。
外野の頭を越える鋭い打球も飛び出し、「これは強いぞ」という空気が早くも漂い始める。
しかし、その裏だった。
我らが打線もすぐに反撃。
チャンスを作ると、キャプテンが見事なタイムリーヒット。ベンチも一気に沸き返り、この回3得点で逆転に成功した。
“いけるかもしれない”
誰もが、確かにそう思った。
■4回、勝負を分けた長打
2回は両チーム無得点。
3回表に1点を返されるも、まだ3-2。
試合は完全に競っていた。
だが4回表。
相手打線が再び牙をむく。
外野の頭を越える長打が再び飛び出し、この回4失点。
エラーも絡み、「防げたかもしれない失点」が重くのしかかった。
結果的には、この回が勝負を分ける形となった。
■想像以上に“ちゃんとした野球”だった
4回裏は0点。
5回、6回も両チーム無得点。
最後まで締まった展開だった。
相手は打力だけでなく、守備もほぼノーミス。
こちらも決して悪くなかった。それでも、相手が一枚上だった。
ただ、不思議と「完敗」という感覚ではない。
「ちゃんと野球をして、ちゃんと負けた」
そんな試合だった。
チーム内からも
「普通に高校野球みたいだった」
「2回戦までの俺たちは何だったんだ」
「急に保険組合の大会じゃなくなった」
との声が上がっている。
■強風の大宮、フライ処理は運任せ
この日の大宮は、とにかく風が強かった。
高く上がったフライは最後まで軌道が読めず、外野陣は終始バタバタ。
「今の取れそうだった」
「風さえなければ」
「打球より帽子を追っている時間が長かった」
という会話が何度も繰り返された。
■それでもエースは崩れなかった
強風の中でも、先発投手は落ち着いていた。
低めに集まる安定した制球。
朝9時とは思えない伸びのあるストレート。
そして、打たせて取る丁寧な投球。
三振も奪いながら、四球は最小限。試合をしっかり作っていた。
それだけに、数本の長打と守備の乱れが悔やまれる。
「内容自体はかなり良かった」
試合後、そんな声が多く聞かれたのも納得だった。
■緊急出場、そして監督不在
試合前にはアクシデントもあった。
1人が当日に体調不良となり、急遽メンバー不足に。
登録のみで出場予定のなかった控え選手が、突然の実戦投入となった。
さらに前回、神采配を見せた監督代理はまさかの二日酔い欠場。
チーム関係者によると、
「前回が仕上がりすぎていた」
「肝臓の酷使による離脱とみられる」
とのこと。
なお、この日のサインはほぼ自主性に委ねられた。
ベンチ内では
「せっかく球が走ってたので見せたかった」
「意味不明なサインだけ残していなくなった」
「采配より肝臓をマネジメントしてほしい」
「ベンチより布団を選んだ」
など、厳しい声も飛んでいた。
■応援席も“3回戦仕様”
この日は、珍しい3回戦進出ということもあり、多くの応援団が駆けつけた。
ただし前回と比べると、声量はやや控えめ。
体調不良者の影響もあり、“声で押し切る野球”は今回は封印された。
それでも、最後まで続いた拍手と声援は確かにチームを支えていた。
■そして来年へ
試合後、キャプテンはこう語った。
「3回戦、結果は6-3で負けてしまいましたがいい試合でした。
今大会はこれまでよりチームとしてレベルアップできたと思ってます!
また来年頑張りましょう!!!」
あと一歩届かなかったベスト4。
それでも、この大会でチームが確実に強くなったのは間違いない。
悔しさは残った。
ただ、それ以上に「また来年も出たい」と思える試合だった。
応援してくださった皆さまへ
当日はたくさんのご声援、本当にありがとうございました。
3回戦ということもあり、多くの方に応援へ駆けつけていただき、選手一同とても力をもらっていました。
結果としてベスト4進出には届きませんでしたが、最後まで全力で戦い抜くことができたのは、皆さまの応援があったからこそだと思っています。
今大会は、チームとしてもこれまで以上に成長を感じられる大会になりました。
また来年、さらにレベルアップした姿をお見せできるよう頑張ります。
改めまして、本当にありがとうございました。















