

―初戦見事な逆転劇で白星を挙げたEXCEED野球部だったが―
快晴の空の下で迎えた二回戦。グラウンドに響いたのは、バットの快音だけでなく、ベンチからの黄色い声援が飛び交っていた。
その声援に背中を押され、迎えた一回表、相手打線を三者凡退。流れるような守備に、「今日はイケる」とベンチに笑顔がこぼれた。
裏の攻撃では先制点。続く二回裏には怒涛の3得点で、スコアは4-0。ここまでは“理想の展開”だった。
だが、三回表にわずかにほころびが見え始める。四死球から2点を失い、嫌なムードが漂う。三回裏は無得点に終わり、リズムが一気に崩れる。さらに、選手が両足肉離れを訴え交代。ベンチはすでに人手不足だった。
そして迎えた四回表──。エースの制球が突如乱れ、四死球、エラー、タイムリーの連続でまさかの8失点。
五回にも追加点を許し、最終スコアは13-4。圧倒的な敗戦に、試合後は全員がすぐにお昼ご飯の話をした。
層の薄さ、老朽化、そして体力の限界
今のチームが抱える問題は多い。平均年齢の上昇に伴う老朽化、全盛期を過ぎた体力、日常的な練習不足に加え、「昨日飲みすぎた」が常態化する選手の意識改革も急務だ。特に守備の乱れと投手陣の制球力は深刻で、「チーム再建」はこの春の最大テーマとなるだろう。
しかし、何があってもこのチームはまた集まる。ユニフォームを洗い、靴ひもを結び、グラウンドに立つ。「俺たちは負けた。けど、来年また野球やろうぜ」
その言葉に、わずかな希望が残った。
メンバーのコメント
「みなさん野球お疲れ様でした!
残念ながら負けてしまいましたがいい試合だったと思います。
課題は投手力、守備力だと思うので練習しましょう!
来年に向けて今年は練習も多めに実施できたらと思ってますので、皆さん参加してください!
皆さん応援ありがとうございました!」
※練習は抽選当たり次第開催します!