札落とし(札流し)~競技かるた練習アプリ

札落としアプリのヘッダー画像

「札落とし」とは?

「札落とし」とは「札流し」とも呼ばれ、「取り札(下の句)」の認識速度を上げるための「競技かるた(百人一首)」の伝統的な練習方法です。
このアプリでは、その「札落とし」をシミュレートし、主に以下の機能を提供します。

1「札落とし」機能

札落としアプリ「PLAY」画面で札をスワイプする説明

ランダムで「取り札(下の句)」が一枚表示されますので、その「決まり字(※1)」を言ってください。
「決まり字」が言えたら、スワイプして札をめくります。
(※1)決まり字とは「上の句」が読まれ始めてから「取り札(下の句)」を取って良いことが確定するまでの先頭の数文字のことです。
この決まり字は句によって異なり、1文字のものから6文字のものまであります。
もし、しばらく考えても「決まり字」が思い浮かばなかった場合も、札をスワイプしてください。
正しい「決まり字」は、次の札と同時に表示されます。

札落としアプリ「PLAY」画面で札をスワイプしたあと次の札と決まり字が表示される

さきほど言った「決まり字」が合っていなかった場合は「ひとつ前」ボタンで戻って、正しい決まり字を言って払ってください。
(ポイント)
この時点で「決まり字」がほとんど合わないような場合「終了」ボタンで終了し、後述する「表示札限定」機能で、表示される札を限定するか、もしくは決まり字一覧を見て、まずは「決まり字」を少し頭に入れるところから行ったほうが良いと思います。
全ての札を払い終わると、経過した時間が表示されます。

札落としアプリ「PLAY」画面で全ての札を払い終わった後、経過時間が表示される

2「表示札限定」機能

表示する札の方向と、種類を限定する機能になります。

札落としアプリ「表示札限定」画面で札方向の選択

札の方向を「正方向」だけ、もしくは「逆さま」だけに限定できます。
(ポイント)
競技かるたにおいて相手の陣にある札は、こちらから見ると逆さまになりますから、勝つためには逆さまであっても札を認識できないといけません。
また先頭の文字(正確には音)ごとに表示札を限定することもできます。

札落としアプリ「表示札限定」画面で先頭の一文字を選択

たとえば「むすめふさほせ(7首)」を選択すると、
・むらさめの~
・すみのえの~
・めぐりあいて~
・ふくからに~
・さびしさに~
・ほととぎす~
・せをはやみ~
で始まる7首だけが表示されることになります。
(ポイント)
競技かるたの初心者が、早く強くなるためには、優先的に覚えたほうが良い札があります。
詳しくは「アドバイス」を見てください。

3「苦手」機能

過去数回の操作において表示されていた時間が長かった札だけを表示する機能になります。

札落としアプリ「PLAY」画面で「苦手」モードの表示

4「履歴」機能

過去の操作内容を表示する機能になります。

札落としアプリ「履歴」画面で操作履歴サマリの表示

行をタップすると詳細を確認できます。

札落としアプリ「履歴」画面で操作詳細の表示

5「ランク」機能

過去の操作時間をもとにランクが算出されます。

札落としアプリ「トップ」画面でランクの表示

■アドバイス

初心者が試合に勝てるように早くなるためには、決まり字が短いものほど優先的に覚えた方が良いと言えます。
札を覚える順序は、上の句の先頭の一文字(読み上げられるので正確には「一音」)単位で分類して、以下のような順序で覚えると良いでしょう。

<1>一枚札(むすめふさほせ)

「む」「す」「め」「ふ」「さ」「ほ」「せ」
これらの音で始まる句は1枚ずつしかありません。よって最初の一音を聞いただけで札を取ることができます。
これらの札を覚えることは大きな戦力アップになりますので、優先的に覚えましょう。

<2>二枚札(うつしもゆ)

「う」「つ」「し」「も」「ゆ」
これらの文字で始まる句は2枚ずつあります。
どちらかの札が読まれてしまえば、次の一枚は最初の音を聞いただけで札を取ることができます。
「一枚札(むすめふさほせ)」の次に戦力アップにつながる札になります。

以下、同音で始まる札が三枚以上ある札を、次の順番で覚えていきましょう。

<3>三枚札(いちひき)

<4>四枚札(はやよか)

<5>五枚札(み)

<6>六枚札(たこ)

<7>七枚札(おわ)

<8>八枚札(な)

<9>十六枚札(あ)

■このアプリの用途

競技かるたにおいて、取り札をしっかり覚えることはとても重要なことです。
かるたを始めたばかりの初心者はもちろんのこと、かるた協会で最も強い階級のA級の選手でも「札落とし」の練習を行っています。
このアプリであれば、通勤、通学の電車の中など空いた時間を利用して練習を行うことができます
ぜひ長くお使い頂き、強くなって、試合に勝てる喜びを実感してください。

■Android版

「札落とし」アプリダウンロード
札落としアイコン

■iPhone版

制作中

 

■ランクについて

「札落とし(札流し)」は、1分以内に100枚すべての札の決まり字が言えれば「C級(初段)」相当と言われています。
当アプリでは、この目安を踏まえて、各階級の試合に出場するために必要な「札落とし(札流し)」のスピードを、以下のように設定しています。

【A級(四段以上)】

100首、札方向ランダム48秒以内

【B級(二段以上)】

100首、札方向ランダム52秒以内

【C級(初段以上)】

100首、札方向ランダム60秒以内

【D級(段位なし)】

100首、札方向ランダム90秒以内

【E級(初心者)】

100首、1枚あたり1.5秒以内

【F級(E級よりもさらに初心者(※1))】

50首以上、1枚あたり2秒以内

【G級(F級よりもさらに初心者(※1))】

7首以上、1枚あたり3秒以内

(※1)F級、G級は設けられていない大会が多い。

■決まり字について

競技かるたは、読まれた「上の句」に対応する「下の句」を取る競技です。
よって、「上の句」 と「下の句」の対応関係を100種類すべて覚えねばなりませんが、実は、全文を覚える必要はありません。

■「上の句」の覚える部分

「上の句」が読まれ始めてから「下の句」を取って良い事が確定するまでの先頭の数文字のことを「決まり字」と呼びます。
この「決まり字」は、句によって違い、1文字から、長いもので6文字になっています。
「上の句」はこの「決まり字」だけを覚えれば良い事になります。
この一覧では、この「決まり字」を赤字で表示します。

■「下の句」の覚える部分

「下の句」は、場に並べられ見えていますから、その造形で覚えるという人もいますが、初めのうちは「下の句」を読む事になると思います。
この「下の句」にも、その「下の句」である事を特定できる「下の句」の決まり字があり、この一覧では、その部分を青字で表示します。

■決まり字一覧について

上記より、この一覧の赤字青字の部分だけを覚えるのが、もっとも効率の良い(覚えねばならないことが少ない)覚え方という事になります。
この一覧では「上の句」は読まれる「音」で表記し、「下の句」は「取り札」の印字通りに表記します。
「上の句」は耳で聞いて「音」で判断せねばなりませんし、「下の句」は札を目で見て「文字」で判断せねばならないため、それに合わせた形にしています。

■決まり字一覧

【1】一枚札(むすめふさほせ)

上の句 下の句
らさめの つゆもまだひぬ まきのはに りたちのほるあきのゆふくれ
みのえの きしによるなみ よるさえや ゆめ のかよひちひとめよくらむ
ぐりあいて みしやそれとも わかぬまに くもかくれにしよはのつきかな
くからに あきのくさきの しおるれば むへ やまかせをあらしといふらむ
びしさに やどをたちいでて ながむれば いつこもおなしあきのゆふくれ
ととぎす なきつるかたを ながむれば たた ありあけのつきそのこれる
をはやみ いわにせかるる たきがわの われ てもすゑにあはむとそおもふ

【2】二枚札(うつしもゆ)

上の句 下の句
うかりける ひとをはつせの やまおろし はけ しかれとはいのらぬものを
うらみわび ほさぬそでだに あるものを こひに くちなむなこそをしけれ
つきみれば ちぢにものこそ かなしけれ わかみひとつのあきにはあらねと
つくばねの みねよりおつる みなのがわ こひそ つもりてふちとなりぬる
しのぶれど いろにいでにけり わがこいは もの やおもふとひとのとふまて
しらつゆに かぜのふきしく あきののは らぬきとめぬたまそちりける
ももしきや ふるきのきばの しのぶにも なほあ まりあるむかしなりけり
もろともに あわれとおもえ やまざくら はなよ りほかにしるひともなし
ゆうされば かどたのいなば おとずれて あし のまろやにあきかせそふく
ゆら のとを わたるふなびと かじをたえ ゆく へもしらぬこひのみちかな

【3】三枚札(いちひき)

上の句 下の句
いに しえの ならのみやこの やえざくら けふこ このへににほひぬるかな
いまこ んと いいしばかりに ながつきの あり あけのつきをまちいてつるかな
いまは ただ おもいたえなんと ばかりを ひとつ てならていふよしもかな
ちぎりお きし させもがつゆを いのちにて あはれ ことしのあきもいぬめり
ちぎりき な かたみにそでを しぼりつつ ゑのまつやまなみこさしとは
ちは やぶる かみよもきかず たつたがわ から くれなゐにみつくくるとは
ひさ かたの ひかりのどけき はるのひに しつ こころなくはなのちるらむ
ひとは いさ こころもしらず ふるさとは はなそ むかしのかににほひける
ひとも おし ひともうらめし あじきなく よをお もふゆゑにものおもふみは
きみがため おしからざりし いのちさえ なかく もかなとおもひけるかな
きみがため はるののにいでて わかなつむ わかころもてにゆきはふりつつ
きり ぎりす なくやしもよの さむしろに ころもか たしきひとりかもねむ

【4】四枚札(はやよか)

上の句 下の句
はなさ そう あらしのにわの ゆきならで ふり ゆくものはわかみなりけり
はなの いろは うつりにけりな いたずらに わかみよ にふるなかめせしまに
はるす ぎて なつきにけらし しろたえの ころもほ すてふあまのかくやま
はるの よの ゆめばかりなる たまくらに かひ なくたたむなこそをしけれ
やえ むぐら しげれるやどの さびしきに ひとこそみえねあきはきにけり
やす らわで ねなましものを さよふけて かた ふくまてのつきをみしかな
やまが わに かぜのかけたる しがらみは なかれ もあへぬもみちなりけり
やまざ とは ふゆぞさびしさ まさりける ひとめ もくさもかれぬとおもへは
よのなかはつねにもがもな なぎさこぐ あまの おふねのつなてかなしも
よのなかよみちこそなけれ おもいいる やま のおくにもしかそなくなる
よも すがら ものおもうころは あけやらで やのひまさへつれなかりけり
よを こめて とりのそらねは はかるとも よに あふさかのせきはゆるさし
かく とだに えやわいぶきの さしもぐさ しもしらしなもゆるおもひを
かさ さぎの わたせるはしに おくしもの しろ きをみれはよそふけにける
かぜそ よぐ ならのおがわの ゆうぐれは みそ きそなつのしるしなりける
がぜを いたみ いわうつなみの おのれのみ くた けてものをおもふころかな

【5】五枚札(み)

上の句 下の句
みかきもり えじのたくひの よるはもえ ひる はきえつつものをこそおもへ
みかのはら わきてながるる いずみがわ いつみ きとてかこひしかるらむ
みせ ばやな おじまのあまの そでだにも れにそぬれしいろはかはらす
みち のくの しのぶもじずり たれゆえに みたれそめにしわれならなくに
みよ しのの やまのあきかぜ さよふけて ふる さとさむくころもうつなり

【6】六枚札(たこ)

上の句 下の句
たか さごの おのえのさくら さきにけり やまのかすみたたすもあらなむ
たき のおとは たえてひさしくなりぬれど なこ そなかれてなほきこえけれ
たご のうらに うちいでてみれば しろたえの ふし のたかねにゆきはふりつつ
たち わかれ いなばのやまの みねにおうる まつとしきかはいまかへりこむ
たま のおよ たえなばたえね ながらえば しの ふることのよはりもそする
たれ をかも しるひとにせん たかさごの まつもむかしのともならなくに
こい すちょう わがなはまだき たちにけり ひとしれすこそおもひそめしか
こころあてに おらばやおらん はつしもの きまとはせるしらきくのはな
こころにも あらでうきよに ながらえば こひしかるへきよはのつきかな
こぬ ひとを まつほのうらの ゆうなぎに やく やもしほのみもこかれつつ
この たびは ぬさもとりあえず たむけやま もみ ちのにしきかみのまにまに
これ やこの ゆくもかえるも わかれては しる もしらぬもあふさかのせき

【7】七枚札(おわ)

上の句 下の句
おおえ やま いくののみちの とおければ また ふみもみすあまのはしたて
おおけ なく うきよのたみに おおうかな わかた つそまにすみそめのそて
おおこ との たえてしなくば なかなかに ひとを もみをもうらみさらまし
おく やまに もみじふみわけ なくしかの こゑ きくときそあきはかなしき
おぐ らやま みねのもみじば こころあらば いまひとたひのみゆきまたなむ
おと にきく たかしのはまの あだなみは かけ しやそてのぬれもこそすれ
おも いわび さてもいのちは あるものを うき にたへぬはなみたなりけり
わがい おは みやこのたつみ しかぞすむ よをう ちやまとひとはいふなり
わがそ では しおひにみえぬ おきのいしの ひとこそし らねかはくまもなし
わすら るる みをばおもわず ちかいてし ひとの いのちのをしくもあるかな
わすれ じの ゆくすえまでは かたければ けふを かきりのいのちともかな
わたのはら こぎいでてみれば ひさかたの くもゐ にまかふおきつしらなみ
わたのはら やそしまかけて こぎいでぬと ひとには つけよあまのつりふね
わび ぬれば いまはたおなじ なにわなる みをつくしても あはむとそおもふ

【8】八枚札(な)

上の句 下の句
ながか らん こころもしらず くろかみの みたれて けさはものをこそおもへ
ながら えば またこのごろや しのばれん うし とみしよそいまはこひしき
なげき つつ ひとりぬるよの あくるまは いか にひさしきものとかはしる
なげけ とて つきやはものを おもわする かこ ちかほなるわかなみたかな
なつ のよは まだよいながら あけぬるを くもの いつこにつきやとるらむ
なにし おわば おおさかやまの さねかずら ひとにし られてくるよしもかな
なにわえ の あしのかりねの ひとよゆえ みをつくしてやこひわたるへき
なにわが た みじかきあしの ふしのまも あはて このよをすくしてよとや

【9】十六枚札(あ)

上の句 下の句
あい みての のちのこころにくらぶれば むか しはものをおもはさりけり
あきか ぜに たなびくくもの たえまより もれ いつるつきのかけのさやけさ
あきの たの かりおのいおの とまをあらみ わかころもては つゆにぬれつつ
あけ ぬれば くるるものとは しりながら なほう らめしきあさほらけかな
あさじ うの おののしのはら しのぶれど あまり てなとかひとのこひしき
あさぼらけ ありあけのつきと みるまでに よし ののさとにふれるしらゆき
あさぼらけ うじのかわぎり たえだえに あら はれわたるせせのあしろき
あし びきの やまどりのおの しだりおの なかな かしよをひとりかもねむ
あまつ かぜ くものかよいじ ふきとじよ とめのすかたしはしととめむ
あまの はら ふりさけみれば かすがなる みか さのやまにいてしつきかも
あらざ らん このよのほかの おもいでに いまひとたひのあふこともかな
あらし ふく みむろのやまの もみじばは たつ たのかはのにしきなりけり
ありあ けの つれなくみえし わかれより あか つきはかりうきものはなし
ありま やま いなのささはら かぜふけば いて そよひとをわすれやはする
あわじ しま かようちどりの なくこえに いく よねさめぬすまのせきもり
あわれ とも いうべきひとは おもおえで みの いたつらになりぬへきかな

■競技かるたに必要な記憶

競技かるたといえば「上の句」を聞いて「下の句」を思い出す記憶方法をイメージされる方が多いと思いますが、実際の試合で「上の句」を聞いてから「下の句」を思い出して探す。ということはほぼありません。
必要なのは「取り札(下の句)」を見て「決まり字(上の句)」を思い出す記憶方法です。
なお、当アプリにも、上記の「決まり字一覧」が掲載されていますので「札落とし」をしながら、随時、決まり字の対応関係を確認する練習方法が可能になっています。
ぜひ、当アプリをお使い頂いて、試合に勝つために必要な「取り札」から「決まり字」を思い出すことのできる記憶の強化をしてください。

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